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そら子。
先日友人が観た番組の話を聞いて驚いた話。
早くも再放送。
戦場へ慰問した吉本の芸人さんのNHKドキュメンタリー
『戦場の漫才師たち わらわし隊 戦争と笑い』。

日中戦争時、行けと言われれば拒否出来ない時代、
芸人さんたちは『わらわし隊』と呼ばれ、
60ヶ所も中国を回ったそうです。
兵隊さんたちに、つかの間の笑いを届けるために。

何故驚いたかと言うと・・・
その『わらわし隊』の紅一点、
ミスワカナという漫才師に、今回で解散する
劇団M.O.P.の舞台、『さらば八月のうた』に
登場する宮下そら子が重なったからだ。




『わらわし隊』には、当時人気絶頂の
お笑い芸人さんらが慰問に行っていた。 

横山エンタツさん、花菱アチャコさんらの中に、
ミスワカナ&玉松一郎という夫婦漫才師がいた。
男尊女卑の時代に旦那の一郎に言いたい放題の漫才。
戦場の兵士たちを前に漫才をする。
歌も替え歌にして面白おかしく歌ってきかせ、
兵隊さんたちも一緒に喜び歌う。

笑顔の兵士たちが写っている写真が数枚残されていた。

兵士たちは「笑いに飢えていた」と語る元兵士の言葉。
その笑顔は、死と隣り合わせの極限状態にある中で
人が人となれるほんの一瞬だったのでしょう。

そして、兵士が死と隣り合わせだったように、
わらわし隊もまた死を間近に感じ、苦悩し、
恐れていたのかもしれません。
事実、ミスワカナさんは精神的に苦しみ、
ヒロポン、いわゆる覚醒剤に手を染めていたのです。
それが原因で、終戦後の翌年、36歳という若さで
亡くなっています。

ミスワカナさんの思い出を語る森光子さんや、
アルコール依存症で身体を壊し、亡くなった
戦場カメラマンの鴨志田穰さんの妻で漫画家の
西原理恵子さんらのコメントもあった。
「兵隊さんたちの笑顔の向こうに、それぞれの家族、
故郷の様子が見えていたんでしょうね」と。

してはいけないこと、見つかれば大変なことに
なることだったけれども、ミスワカナさんは、
兵隊さんから手紙を受け取り、直接家族のもとへ
届けたりされていたのだそうです。

時が太平洋戦争へと移っていった頃には、
漫才のネタも規制され、仕舞いには「笑い」というものが
ご法度になってしまい、わらわし隊はなくなってしまったと
いうことです。 

「殺らなければ、殺られる。
人を殺すことがなんともなくなってしまう。
それは、人間が人間でなくなってしまうということです。
そこに戦争の恐さがある。」
と、おっしゃった元兵隊さんの言葉が印象的でした。

慰問に行かれた方で、今でも現役で舞台に立たれている
三味線漫談家、玉川スミさんも、人が殺される残虐な
ところを、何度となくご覧になったそうです。
だからこそ、現在、今を生きている彼女の
高座での言葉もまた深いものでした。

「生きているということ、
こんな素晴らしいことはございません。

生きていればこそ、世の中のうれしいこと、
たのしいこと、全部目に入ってくるじゃございませんか」


劇団M.O.P.の『さらば八月のうた』は、
戦争に重きを置いただけの舞台ではないけれど、
キムラ緑子さん演じる、「宮下そら子」もまた、
奥田達士さん演じる、幾太郎という夫と
夫婦漫才師として兵隊さんたちのところへ慰問に行く。
彼らを目の前にして、笑わすことがどれほど辛く、
「正気ではでけへん」と、ヒロポンを打ちながら
高座に立ち、兵隊さんたちを、喜ばせ、勇気を与え、
ほんのひととき皆を笑顔にさせていたというところと、
幾太郎をコケにして笑わせるところ、そして、
この舞台のキーワードとなる「うた」。
そういうところで、なんとなくダブった。
マキノさんは、ミスワカナさんという芸人さんを
モデルにされたのかな?と、全く知らずに
大阪公演を観ていたので、ちょっと悔しかった。
京都公演では、色んなところを、色んな思いを持って、
悔いなくそのラストに参加したいと思う。




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