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こんぴら歌舞伎大芝居 〜昼の部@こんぴら日記

『第二十三回四国こんぴら歌舞伎大芝居』
昼の部:『正札附根元草摺』、『芦屋道満大内鑑 葛の葉』、『英執着獅子』

金丸座
        (妙なところに↑写ってしまった柱・・・)

開演30分前に花火があがり、太鼓が鳴り響く。

中にいると、外で鳴いているうぐいすの声が聞こえたり、
皆、静かに観ているのだが、ざわざわと音がしているかのような、
面白くて不思議な体験をしたような感覚がある。
狭さのせいだろうか。
きっと昔は、太鼓の音で皆が芝居を観に小屋にやってきて、
やいやい言いながら、物を食べたり、喋ったりしながら、
気楽に、気軽に観ていたんだろうなあ・・・。




昼の部

今日も昨日と同じ場所からの観劇。
青田組には社会見学の小学生たちが、わらわらとやって来た。
「静かにすんねんでー!」と注意してる先生、あんたの方がやかましい。
社会見学に歌舞伎やて。さすがこんぴらですな。 退屈そうやったけど^^;
先生、寝てたしー。

昼の部:
『正札附根元草摺』(しょうふだつきこんげんくさずり)
曽我五郎時致:翫雀 / 小林妹舞鶴:孝太郎

時は鎌倉時代。
所領を巡る争いから、親族である工藤左衛門祐経に闇討ちにされた
河津三郎祐安。 血気盛んな若者へと成長した遺児、曽我五郎時致
(翫雀)は、父の恨みを晴らそうと逆沢瀉の鎧を手にして工藤館へ
駆け出そうとする。 が、女ながらも力自慢の小林朝比奈の妹、
舞鶴(孝太郎)が鎧の草摺を持って押し止める・・・。


曽我五郎、どこぞで観たようなお姿。 深く考えんとこ。
血気盛んな荒々しさが良くでているものの、どこか愛嬌のある
翫雀さんの曽我五郎。 
孝太郎さんのお化粧もいつもの雰囲気とは違って涼しげで男勝りな
雰囲気のする表情。 なんかホンマに良い、孝太郎さん!
派手な衣裳で目からも楽しめる。


『芦屋道満大内鑑 葛の葉』
女房葛の葉、葛の葉姫:扇雀 / 安倍保名:愛之助 / 安倍童子:池田悠汰
木綿買実は 荏柄段八:翫哉、信楽雲蔵:千次郎、落合藤治:佑次郎
駕舁:孝法、鴈大 / 庄司妻柵:扇乃丞 / 信田庄司:竹三郎

陰陽師、安倍晴明が狐の子だったというお話は本当なのかどうなのか。
安倍保名(愛之助)は、妻、葛の葉(扇雀)と息子、童子と暮らしていたが、
そこへ、葛の葉の両親が現われ、葛の葉姫と対面させる。
保名は、葛の葉に衣服を変えてからかわれたと思い、たしなめ、
義理の両親に便りもせずにいたことを詫びる。
しかし、葛の葉が目の前にいるのに、家の中にも葛の葉がいるのを知り
慌てふためく。 で、家の中の彼女の様子を窺う。
実は、一緒に暮らしていた葛の葉は、保名に信田の森で命を救われた
千年の齢の狐。 恩に報いるため葛の葉に姿を借りて、手傷を負った保名を
介抱し、今日まで来たのだった。 分かってしまった以上、ここにはおれないと
狐葛の葉は、保名、童子との別れに耐え難くも森へ去っていく。
保名はたとえ葛の葉が狐であろうと、妻であることに変わりはないと、
童子を背負い、信田の森へ向かう。


葛の葉って「姉さん女房」だったのか?
という雰囲気の二人だったけれども、葛の葉はキレイな女房だったし、
保名はステキな旦那だった。いや、ホンマ。
障子に和歌を書く場面が切なくもカッコ良く、童子が目が覚めてお母さんが
傍にいなかったので、「かかさん、いのー」っと泣きそうな声で探しに来て、
葛の葉にしがみつくところが涙ちょろりん。
まるでこのまま母と別れてしまうことを察しているかのようで。
虫の知らせ。 だてに虫ばかり取ってません。\(^^ゞちゃうちゃう。
左手で逆さ文字を書いたり、口に筆を加えて書いたり、葛の葉、凄い技だ。
皆、感動と喜びの大拍手〜。
それにしても、仮花道を童子を背負ってやって来る保名に私はドキドキした。
葛の葉を追いかけて信田の森へ行くという切羽詰っている状況のハズなのに?
どういうわけかとても優しい表情をしていたからだ。 ええのん、そんな顔して。

「恋しくば たづね来てみよ 和泉なる 信田の森の うらみ葛の葉」

これで追いかけてくるんやもん、保名さんが。 どうよ。
ちくしょー! 幸せもの〜、葛の葉。 
葛の葉に嫉妬してどないするん、わけわからん。

障子部屋に移る時に人力での廻り舞台が使われる。 
物凄い音を立てて廻っていくが、人が廻してることの温かみを感じられた。
信田の森へと向かう保名が走り去ると同時に、小屋の明かり窓が一斉に閉められ、
薄暗くなったところでろうそくの火に照らされた葛の葉がスッポンから現われる。 
かけすじという宙乗りの装置を使って葛の葉は飛んだ。
天井のぶどう棚から人が花吹雪を散らす。 
皆が一丸となって一つの物を作っている。 
それをひしひしと感じた。
舞台は一人では作れないとわかっているのに、
改めてそう感じさせられた。
人が作っている、人の温もりを感じる素晴らしい舞台だった。
私は舞台の大道具さん、裏方さんをやりたいと思った時期がある。
もっと早くに気づくべきだった。 
絵画修復とかね。 かけ離れてるけどね。 
もっと早くに気づくべきだった。 ことは、山ほどある。 


『英執着獅子』(はなぶさしゅうじゃくじし)
姫後に獅子の精:藤十郎 / 小姓:亀鶴、薪車 / 力者:鴈祐、千次郎

前シテでは赤姫で優美な振り、後シテでは勇敢な獅子の狂いを見せる。
赤姫・獅子は藤十郎さん。 その合間に出て来て踊る二人の小姓に、
亀鶴さんと薪車さん。

赤姫姿の藤十郎さん、とてもキレイで若々しい顔にびっくり。
何故にこんなにお美しいの?

亀鶴さんと薪車さんの華やかな衣装、姿が舞台を明るくする。
薪車さんって顔小さいなあ。 キレイだなあ。
彼らの踊りを初めて観たのではなかろうか。
亀鶴さんは滑らかでしなやかで綺麗だ。
薪車さんは、ちょっと硬さがあるような気がした。
でも、二人とも気持ち良さそうに踊っていた印象。

獅子で登場した藤十郎さん、やはり若々しい。
毛ぶり、すげー。
少し乱れたが、ラストに向かうにつれて、すごいよ、すごいよ、こりゃ。
スピードついてブルンブルン回しちゃったりしてるよー! ぎゃー!
観てるこっちが目ぇ回ってまう〜@_@  ひゃ〜〜っ、こわ〜〜い!
この方に年はない。 そう思ったな。

そうは言っても、そのまま石橋の上に行くのに、力者の鴈祐さんと
千次郎さんを引き連れていくのが、どうも二人に抱えられてるように
見えなくもなく・・・きゃはっ^^;

拍手の渦に、定式幕が閉まったと思ったら、また開いた。
カーテンコール?
石橋の上から降りてきて、両脇のお囃子さんたちを手で紹介された。
拍手喝采。 前の方では立ち上がっておられる方もいた。


良い体験をした。 昼も夜もとっても楽しい舞台だった。 
帰りたくない・・・と思った。
またいつか、観に来たい。


(2007/04/20)


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