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『国言詢音頭』@夏休み文楽公演

演目よりも他のことが気になってぼやいてしまったが、
私の観た(聴いた)第三部は、もうひとつのチラシに
「色と欲-夏の夜の惨劇」と書かれてある何やら物騒な話、
『国言詢音頭』(くにことばくどきおんど)。

夏休み文楽特別公演

ホントに惨劇でした。
実話を元に脚色されというのが血生臭さを誘う。
今も昔も恐ろしい世の中に変わりはない。
だけど、芝居です。
人形だからこそ出来ること満載。
どうですか、暑い夏にさぶぅ〜なってみては。



(ネタばれあり)

「大川の段」
竹本津駒大夫 / 鶴澤寛治
この段は主遣いさんも皆黒子姿。
薩摩藩士の八柴初右衛門(玉女)は、大阪堂島蔵屋敷に出入りの町人、
絵屋仁三郎の接待の席で、曽根崎新地の女郎桜風呂の菊野(和生)に一目惚れ。
だが、菊野は初右衛門が許婚がいる仁三郎(清之助)と深い仲。
曽根崎の茶屋・大重へ行かねばならない菊野は仁三郎に宛てた手紙を
仲居のお岸に渡す。 そこへ初右衛門の若党伊平太(玉志)が現れ、
三十歳頃の色白の侍を見なかったかと尋ねるが、そこをこちらから
まわって、そちらの方からあちらへ、あちらの方からそちらへ・・・
みたいなことを言ってからかう。 
「伽羅先代萩」で相撲取りの絹川も良く似たようなことを言い、
先代萩を観たときは、「夏祭浪花鑑」でもそんな台詞があったなあ、と
思い出しながら、こういうのはよくあるパターンなのね。
お岸が菊野から預かった手紙を落としてしまい、それを伊平太に
拾われる。 その手紙には自分と仁三郎との関係、そして菊野が
初右衛門を物凄〜く嫌ってることが書かれてあり、それが初右衛門の
知るところとなる。 が、動じないそぶりをする初右衛門。
そうするうち、大川を1艘の舟が。
そこに菊野と仁三郎が乗っていて、初右衛門のことをぼろくそに
言っているのが立ち聞く初右衛門にメラメラと復讐の炎が・・・。
あれ?自分は大重へ行くんじゃなかったの? と、それより
舟を漕ぎはじめたのは、私。 みごとに沈没。

「五人伐の段」
中・竹本文字久大夫 / 鶴澤清友 
切・竹本住大夫 / 野澤錦糸 胡弓:豊澤龍爾

おっしゃ、気を取り直して〜。
帰国の決まった初右衛門は、馴染みを呼び大重で別れの宴を。
ちなみに初右衛門のかしらは文七。ぶっとい眉が特徴。
仁三郎は対照的な源太。二枚目ですね。
菊野と仁三郎には土産と言って文箱を渡す。
その中身を見た二人はビックリ仰天!
「仁三様参る 菊野より」というあの手紙!!
なんで、仁三郎に渡らずに初右衛門が持ってるの?!
っと、オロオロ慌てふためいた二人はいっそ心中してしまおうか、と
言い合ってるところに菊野の弟、まだ前髪の源之助(清三郎)が止めに入る。
お姉ちゃんらは何にも悪いことしてへんやんか、前からずっと
想い合った仲やったんやから、みたいな感じで。
もし初右衛門が自分達を斬るつもりなら、いさぎよく斬られようと
心を決めた二人。 けど、初右衛門はそんなそぶりは一切見せず、
堂々としたもの。 ぶゎっはっはっは〜!と高笑いは住大夫さん。 
初右衛門を遣うのは玉女さん。
玉女さん、ちょ、ちょっと初右衛門の身体、揺さぶろうよ。 
なんか感じ出ないしー、誰が笑てるか、わからへんもん・・・。
それにしても仁三郎には許婚がいるのよね。
おみす(一輔)という許婚がさあ。 
父親を安心させるために祝言だけは挙げて欲しいと頼むのよね。
菊野は、身を引いて女郎となったというけど、二人は切れてへん
わけでしょう〜。 うーむ・・・。 で、おみすを二階にいる
仁三郎のもとへ自分だと思わせて行かせるのよね。なんだか〜・・・。
それにいくら暗がりだからって、なんぼなんでもわかるやろ。 
と思ってるところに、頬被りに裾からげの男が入口に・・・。
ひょえ〜っ、初右衛門が戻ってきた!

外は雨。
刀を抜かず、鞘を割る。 なんとも不気味。
ここで胡弓の音色が・・・。 錠を開け忍び入る初右衛門。
階下で寝ている菊野の蚊帳をバッサリ!
「誰じゃ?!」と驚く菊野。
「おれじゃ、初右衛門だ!」
逃げようとする菊野を掴み、首を絞める。
うめく菊野。
「仁三郎めはどこにおる!」と聞くが、
「・・・知らぬ・・」とうめき声をあげながら答える菊野。

自分に死が近づいていようとも仁三郎を守ろうとしている。
「報いの切先受けおろう」と、腹を刺されえぐられて・・・、
ついに首を掻き切られ・・・なんとその首を持って、
自分の顔に近づけたかと思うと、唇、顔を舐めまわすという
なんとも目を覆いたくなるようなシーン。
そこまで愛していたということなのか。
愛憎と憎悪が交錯している狂気と化した初右衛門。
そこへ何事か?と出てくる仲居の胴をバッサリと真っ二つに。
その後も仁三郎を求めながら、次々と斬っていく。

二階に上がってきた初右衛門は蚊帳も布団もズタズタにしながら
長持ちを見つけ、その中を床板を突き抜けるほどに滅多突き。
が、仁三郎とおみすは物音に気づき、長持ちの後ろに隠れ延命。
ここにもおらぬ、逃げやがった、と。 
最後に斬られる悪者武助(紋吉)は唐竹割り
(かしらは梨割りと言うのね)にされる。
二つに分かれると言うが、左右?と思ったら、なんと前後!
顔がめくれて血で真っ赤か! ひゃ〜っ!と思わず声が出た。
隣りの男性は、あはっ、と笑ってた。
階下は、斬られた首、腕、胴などで、足の踏み場もないくらい。
それらを蹴り飛ばし、胴を踏み、表の庭へ・・・。

用水の桶で足についた血を洗い、手拭いできれいに拭き、
草履をはき、刀を洗い、手拭いで巻く。 なんと悠々たる態度。 
震えることもなく、慌てることもなく・・・、何を考えているのか。
また雨が降ってきたかと思ったら、本水を使ってた。 
バッと広げた番傘に雨音。 またも堂々とした態度。

「山寺の春の夕暮れ来て見れば、ありゃ寒山寺諸行無常の鐘の声、
南無阿弥陀仏」・・・。

その落ち着き払った態度にぞぞーっとして、よけい恐ろしさがこみ上げた。
残虐シーンは玉女さんの姿すら恐かった(笑)

今の時代にかけても大丈夫?と思うくらい
凄い物語だったけども、
「面白かったね」、
「人形やから観てられるけどな」と、
通りすがりのご夫婦の会話。
確かに〜。






於:2008/07/24 国立文楽劇場
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