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素敵な素敵な 『ぢいさんばあさん』。

『當る丑歳 吉例顔見世興行』昼の部。

「正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)」
「八陣守護城(はちじんしゅごのほんじょう)」
「藤娘(ふじむすめ)」
「梶原平三誉石切(ふじわらへいぞうほまれのいしきり)」
「ぢいさんばあさん」


昼の部だけでもこれだけあるのだ。 
なんとも贅沢で盛りだくさんな演目の数々。
しかし、何故に昼の部最後の演目をタイトルに書く?

(まねき右)
まねき右






もう一回観たい〜っ!! と思った演目だったから。

『ぢいさんばあさん』
美濃部伊織:片岡仁左衛門 / 宮重九右衛門:中村翫雀
下嶋甚右衛門:市川海老蔵 / 宮重九弥:片岡愛之助
九弥 妻きく:片岡孝太郎 / 伊織 妻るん:坂東玉三郎

森鴎外の作品。
とても仲の良い若夫婦、34歳の伊織と28歳のるん。
旗本である伊織は京(京都)へ1年間行くことになる。
が、その京で酒に酔った下嶋に絡まれ、斬ってしまったことで
お預けの身となってしまい1年どころか・・・。
37年の歳月が流れ、ついに江戸へ戻った伊織はるんと再会する。 
二人は老爺と老婆という姿で。

伊織とるんの仁左衛門さんと玉三郎さんの
ラブラブぶりが、ホントに、ホントに可愛らしい!! 
伊織は鼻をさするクセがあり、るんに注意されながらも嬉しそう。
傍にいた九右衛門の翫雀さんがいたたまれない気持ちもわかる(笑)
そんなラブラブな二人は1年間も離れなければならない。
そのつらい気持ちが凄く表れていて、もうそこから最初のウルウル・・・。

京へ行った伊織は、どうしても手に入れたかった刀を、
苦手な人物とする下嶋からお金を借りてまで手に入れ、
嬉しさのあまり同僚達を誘って宴会をしている。
でも嬉しいのはそれだけではなさそう。
同僚に当てられるのだが、るんから手紙が届いたからだ。
同僚達に「帰りたいか?」、「会いたいか?」とからかわれても
「帰りたいっ!」、「会いたいっ!」と、鼻をさすりながら
嬉しそうに言うところがホンマに可愛いの、仁左衛門さん!!
そこでもウルウルしてしまう。
で、るんが桜の花びらを手紙と一緒に入れてくれたので、
その花びらを扇子であおいで皆に見せるのだけれど、そこで、
「京の月に江戸の桜」と言う台詞が本当なのだと思うが、
「江戸の月に京の桜」と言い間違えた仁左衛門さんだったが、
すぐに気がついて、「あ、まちがえたーー」っと、にっこり笑って
言い直すシーンも滅茶苦茶可愛い〜。
そんな宴に自分を呼んでくれなかったことが面白くない下嶋が
酒に酔ってやって来て絡んでくるのだけれど、その下嶋が海老蔵さん、
同僚達は、猿弥さんや門之助さんや薪車さんという若手さんばかり。
薪車さんにいたっては、伊織に肩を組んじゃうシーンも! きゃーっ。
彼らがどれだけ緊張したか計り知れないところだけれど物凄く面白かった!

そして37年経って、ようやく江戸に戻れた伊織はもうおじいちゃん。
江戸にいたるんもおばあちゃん。
彼らが住んでいた家には甥夫婦、九弥ときくが住んでいる。
九弥ときくには愛之助さんと孝太郎さん。
この二人も若々しく仲むつまじくて微笑ましい。
なかなか素敵な愛之助だぞ〜ん。
いつか彼にも伊織を演じられるような日が巡ってくればいいね・・・。
二人はこの家を、おじさんたちに返そうと、
真っさらで綺麗な座布団を二つ置いて、この家を出る。
約束の7つ(4時)よりも先にやって来る伊織。
懐かしさのあまり、家の中をうろうろ、周りをうろうろ・・・。
座布団に座り、隣の座布団をツーーッと自分の傍に持ってくる
ところがキュートな伊織おじいちゃん。
やがて、るんもやって来る。
るんは異様にくっついている座布団をスーーッと離すところが面白い。
そして庭先で顔を合わせるのだが、会釈をしたきり何処かへ行ってしまう。
二人にはお互い37年前の面影しかないからだ。
で、また二人は顔を合わせる。 
るんは、老爺が鼻をさすっているのを見つけて、それが伊織だと気づく。
そして二人は37年ぶりに再会を果たすのだ。
もうう涙腺ユルユル〜・・・。 鼻グズグズ〜・・・。
隣りのおばさまは、大声上げて泣き出すんじゃないかと思う程嗚咽していた。

彼らには生まれたばかりの子供がいたのだが、すぐに亡くなっている。
「生きていれば、31かあ・・・」としみじみいう伊織。
少しの間があって、「37ですよ〜、37」とるんが言う。
悲しいながら、こういうおとぼけも絶妙の間で、ほのぼのとしている。

仁左衛門さんと玉三郎さん。
二人とも、若い夫婦を演じる時はそれはそれは美しいし、
おじいちゃん、おばあちゃんになっても可愛いし・・・
どこからこんなに優しくて温かい雰囲気が出てくるのだろう。
あ、うん、の呼吸というのか、ピッタリで見ていてとても心地良い。
それに、どこからどうみても男と女にしか見えない。
誰かに説明をする時に「彼女が・・・」と言ってしまうくらい
玉三郎さんが「女性」にしか見えないんだもの!


「これからの人生は余生じゃないよ」
ラストの伊織の台詞がいい。






於:2008/12/12 京都南座
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 昨日は疲れて、サボってしまったが、南座の昼の部の観劇の続きを書いておこう。明日
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